16(火)~20(土)
今回、縁あって、つじ君にギターを調整してもらったんだ。
今まで、フレット交換1回、すりあわせ1回、ナット交換数回、はリペアに出したことはあったけど、
それ以外の調整を他人にやってもらったことは記憶にない。
今年の初めに今回のギターを組んで、、、
最近、演奏自体思うようにいかなくて、、、
機材もどうにかしなくちゃと考えていて、、、
前々回のライブの直前に気持ちが変わってこのギターを持ち込んで、、、
Jimisenさんに、ギターの気になっていることを話す機会があって、、、
つじ君がJimisenさんに作ったギターのAdmデビューの日に対バンで、、、
Jimisenさんに、つじ君と繋いでもらって、、、
20数年前の、初めて会った頃の話をして、、、
流れというか、波が一点に合わさったというか。縁だな。
13日のライブの時に、ギターの調子をJimisanさんに話す機会があったんだ。
で、16日のライブの日、Jimisenさんに、つじ君に相談してみれば、と繋いでもらった。
それで、中低音が弱いんでどうにかしたいんだ、という話をしたところ、
ライブ終了後に見てくれて、持ち帰って調整してきますよ、と言ってくれた。
つじ君は、20数年前からの知り合いのバンドマンだけど、挨拶以上の話をした記憶はない。
(私の場合、多数の方とそういった関係なんだけど)
今回も、会ったのはたぶん数年ぶり。
ギターの調整、パーツの選択は、時間も手間もかかる作業なのは知っているし、
最初は、頼んでいいのかな、という気持ちもあったんだけど、
昔の話をしてるうちに、お願いしたいと思ったんだよね。
で、ご厚意に甘えることにしたんだ。
この日は、ギターケースの関係で、つじ君の持ってきていたテレキャスを持って帰ることに。
で、帰ってから、ちょっと弾かせてもらったんだけど、セッティングがばっちり。
弦高低いのにダイナミクスはある、ストレートで太い音。ピックアップのバランスもばっちり。
恐れ入りました、お任せします、って思った。
翌日から、メールのやり取り。
随時、作業状況を送ってくれてたんだけど、
とにかく作業が早い!
というか、詰めてやってくれたんだよね。
そして、送られてくる写真とコメントの一つ一つに、
こういう効果を狙ってこうします、という説明があり、納得してワクワク。
とりあえず、パーツ交換無しで、調整だけで様子を見てもらい、
必要なパーツを提案してもらった。
ネックプレート、ネックのネジ、サドル、サドルのイモネジ、トレモロスプリング。
(サウンドハウスも作業が早いwww)
ピックアップ調整のときは、こっちの使い方を伝えたりして、調整してもらったんだ。
この辺りは、マルイチでの演奏を知ってもらっている、
という前提があったから伝えることができたと思う。
で、預けてから3日後、
もうすぐ調整が終わりそうとの連絡があり、
その場でできる調整もあるので、大きな音が出せる場所でサウンドチェックを、
ということで、スタジオで受け取ることに。
本当はマルイチで使っているスタジオにしたかったんだけど、
空きがなかったため、30年以上前から時々行っている池袋のスタジオにした。
(このスタジオは池袋に3店舗あるんだけど、一番古いところが落ち着くんだよね。)
「ワクワクドキドキ」ってこういう感じだったな、などと思いながら、
30分も早くスタジオに到着。
そしたら、つじ君も間もなく来てくれて、早速ロビーで生音チェック。
おー、明らかに変わった。
弦だけしか鳴っていなかったイメージだったのが、ちゃんと全体が鳴ってる。
その後、スタジオで音出し。アンプはやはり、TwinReverb、下におろして。
エフェクタはボードで持ち込み。歪みは最近長いこと使っている Super Sport B-Custom。
おーーー、気になっていた中音域の不足が、見事に解消されている。
これだけでも、十分満足です。
歪みやクリーン、基本的にマルイチで使うことを想定しながら弾いてみた。
、、、良いです、気持ちいいです。確実にギターのポテンシャルが上がってます。
これは結構驚いたところなんだけど、
途中で、トレモロのスプリング交換を試してもらった。
スプリング交換で音が変わるっていうのは聞いたことあったけど、
フローティングさせてない状態では関係しないと思ってたんだよね。
ところが、明らかに変わる。しかも、交換する場所でも違う。
1弦側のスプリングを変えると、1,2弦辺りの広がりに影響する。
(広がり、っていう表現を初めて実感できました)
うーん、これは理屈がわからない。
1点だけ悩んだのは、弦高が普段より低いこと。
でも、途切れることもないし、ダイナミクスもあるし。
多少上げてもバランスは崩れませんよ、とのことだったので、
どうしても気になったら自分で調整することにして、
今日はこのままにした。
で、スタジオを出てから、1時間以上ロビーで話した。
縁あって、ていうのは、つじ君も同じように感じてたらしい。
出会った頃からのマルイチのイメージを浮かべながら調整してくれたって。
半年前に組んだばかりのギターに、25年分の何かが注入されたってことかな。
うん、マルイチのギタリストやってて良かった。やめなくて良かったw
帰宅して、いつもの場所で弾いたら、生音の鳴りに改めて驚き。
隣にいるカミさんも、倍ぐらいの音が出てるね、と。
今まで、弦高とか、ピックアップの高さとか、
弾きやすさ、音作りを試行錯誤してきたけど、
今は、このギターの状態を基準にしてやってみるのもいいかな、
って思ってるんだ。
続けていくには色々変えなきゃいけない時期かなとも思ってたし。
ピックアップが下がり、出力が小さくなった分、
エフェクタ、アンプの設定、を変えるとか。あ、エフェクタは選択からか。
弦高のほうは、ピックの選択とか、弾き方とか。
とりあえず、早くライブで使ってみたい。
バンドで音を出さないとわからないことも多いんだよね。
あと、ライブのとき、どんなピッキングしてるかとか、自分でもよくわかってないし。
あらためて、
つじ君、どうもありがとう。また甘えるかもしれませんが、よろしくお願いします。
Jimisenさん、繋げていただき、ありがとうございました。
機材メモ
ギター
Fender American Vintage '57 Stratocaster Reissue with 25th Anniversary Neck (TS)